ギリ竿 ご案内

 その昔、高知県で発祥したとされる外通し(ガイド)竿は、「ギリ竿」の愛称で地元の釣師に親しまれてきました。
現在では、高知の釣具店でも見かけることはありませんが、その感度やバランスの良さは実に素晴らしく、現代のハイテクロッドにも劣らぬ性能を秘めています。ギリ竿の素材である高知産の丸節竹(メダケ)は、和竿の主流素材であるヤダケやスズタケに比べ、竹竿の欠点と成りがちな節が高く、芽穴も大きいなど決して見栄えのする竹ではありませんが、先端から徐々に広がる節間の間隔とガイドの配置が絶妙のバランスで、その程よいテーパー具合と相まって脈釣りに最適な見事な先調子竿に仕上がります。今回、高感度、高バランスはそのままに,、現代仕様にアレンジした新作「ギリ竿」をご紹介いたします。

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