工具・材料紹介 錐(中抜き用)編
中抜き用の錐はタイプが異なるものを使い分けて使用しています。
中抜き用錐 形状比較参考図
1番の菱形形状の錐は、切削専用タイプで、角の部分のみで切削する為に抵抗が少なく、割れに対して最も安全に切削出来ますが、浚いの効果は無く、切削跡は螺旋状のガサガサ状態に成りますので、浚い錐や浚いヤスリでの整形手間を要します。
2番の木の葉形状の錐は、節抜き・切削・浚いの3機能を兼ね備える汎用タイプ。
3番の亀甲形状の錐は、切削抵抗が大きく、浚い整形専用タイプ。
中抜き用 切削錐(小〜中)
こちらは切削専用タイプの錐です。ピアノ線製の自作品で0.2mmピッチで作成しています。竹材を薄く削る必要がある時などの、特に精巧な細工が必要な場合に使用しています。
中抜き用 切削錐(大)
中抜き用 汎用錐
こちらは、中抜き作業で通常使用しています節抜き及び切削用の錐です。キリ径は2mm程から特大の50mm位まで、大型のもので1mmピッチ、小型のものは0.5mmピッチで作成しています。中抜き後は、更に中浚い用の棒ヤスリで滑らかに整形します。